アパルトマンの住人たち

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メルヴィルの「白鯨」は恐ろしい

メルヴィルの小説「白鯨」を知らない人はまずいないかと思いますが…同様に読んだことのある人もまずいません。今、取り組んでいるのですが、とんでもないです。読みにくいです。アメリカの大学生が冗談で「白鯨、読んだ?」なんて話をするとかしないとか。本国でも実は難読図書のようです。1行にさらっと書かれたことの意味が理解不能だったりします。で読書中断です。いやはや。
個人的な体験によって救われた部分がありました。「…ちょうどケルンの大伽藍が、未完の塔の頂きに起重機を載せたまま残っているように…」
メルヴィルの「白鯨」は恐ろしい

実際に、ケルンの大聖堂は何百年もかけて作られたもの。写真の右側が大聖堂ですが、この塔の部分には木製の起重機がずっと存在していたのは史実です。
メルヴィルの「白鯨」は恐ろしい

「…まことにドイツ皇帝が7人の選挙侯と静粛な食事とともにするフランクフルトの戴冠式饗宴もかくやとばかり…」
メルヴィルの「白鯨」は恐ろしい

その饗宴が行なわれた場所は復元されています。第二次世界大戦で破壊されたので、復元です。この饗宴のおかげでフランクフルトは繁盛し、今ではヨーロッパの金融の要となりました。王侯が集まる時には当然従者もたくさん。これに対応できる市が生まれ、今日につながります。
メルヴィルの「白鯨」は恐ろしい

1行でこういうこと書くくらいですから、もう大変です。

佐藤智弘アイコン chiro
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